社長には堕とされません



「痛ぇ…」


捻ってしまったのか、古都ちゃんの頭の下にある右手がズキズキ痛み出した



「古都ちゃん平気?」



苦痛に顔を歪ませながら古都ちゃんの顔をのぞき込むと



「………だ、大丈夫です…」



真っ赤な顔のまま少し潤んだ瞳で……それも上目遣いでジッと見つめてくるから



思わずドキッとしてしまった



古都ちゃんってこんな表情するんだ…?



普段のクールな彼女からは想像の出来ない表情を浮かべているから…もっと色々な表情が見たくなって



「っ…やぁ!!」




気付いた時には古都ちゃんの唇を塞いでいた

< 17 / 160 >

この作品をシェア

pagetop