追憶の淡恋詩
~第8章~
こうして僕達はお互いに十分潤った。
僕達のライブはこれから一番の盛り上がりを見せる。
観客・・・いや、僕の下半身はすでに立ち上がっている。


さあ、SHOW TIMEだ!






僕のマイクが彼女の中に入る瞬間がやってきた。
上手く入ってくれるだろうか?
僕のマイクは彼女にベストマッチするだろうか?


そのマイクはすんなり入った。
まずはスローバラードのようにゆっくりと腰を動かす。
その聴かせるバラードで彼女はうっとりとした吐息を漏らす。





バラードのリズムから、次は彼女を上にして立てノリの激しいロックに移行。彼女は乱れるように腰をグラインドしてくる。


僕はその快感でお先にライブが終わってしまいそうだったが、アンコールするほどの精力はないのでここは我慢。
< 21 / 35 >

この作品をシェア

pagetop