姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②
剣太は、厳しい顔をしていた。
薄暗くなりかけている空の下、彼の姿はいつにも増して、迫力があった。
「何故、逃げたんだ。何か、知ってるのか……」
小夜子は何も答えなかった。
頷きも、否定もしなかった。
すると、業を煮やした剣太は、小夜子に歩み寄り、
「……答えろ。俺はただ、本当の事が知りたいだけだ」
「知って……どうするの……何を、するのよ……」
「状況に相応しい対処をとる。――駆除だ」
心臓を抉るような、冷たい言葉だった。