姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②
それでは、ただでさえ不安な大学生活に支障が出るかもしれない。
そこで何と、姉さんは悩んだ末、エリアルを両親の代理人にしてしまったのだ。
それを事前に知っていたら、即俺は名乗りを上げていたのに…。
それについては、後から姉さんに、
「あんたじゃ誰がどう見ても、保護者席に紛れ込んだ新入生よ」
と言われたが、それでも構わなかった。
だって、エリアルじゃ相当に目立っただろう…。