姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②
エリアルが見据えた闇の先には、野生動物のように光二つの瞳があった。
左右で色が違ったが、そのぎらつき方に差は無かった。
「お前の心臓を寄越せ。
……素直に従えば、それ以上追いはしない」
剣太は、感情を押し殺したような、抑揚の無い喋り方をした。
エリアルは失笑した。
「無理さ。
いくら不死身とはいえ、
僕も心臓を抜かれてまで生きていられるような気はしないんでね」
「それなら、奪うまでだ」