姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②
剣太が、一歩歩み出た。
足音はガシャリ、とどこまでも無機質だ。
ガラスの抜けた窓から差し込んだ月明かりが、彼の体を弱く照らした。
剣太は、シルエットが体にぴったりとした服を着ていたが、全身黒尽くめだった。
しかし、脚の微妙なラインや、ノースリーブで布に隠れていない両腕は
、明らかに人体でないとすぐに分かった。
(この数日で、よくここまで改造したものだね……)