スキ、大好き。







いつものように…行けばもちろん男たちに会う。





…会ってしまった。

昨日はたまたまいなかっただけみたい。






「今日も遅刻かよ」

『うるさいな。そんなこと言うなら送ってよ』

「100円でぇーす。」





何もかもがウザくなる。

こいつ、何なの。





私は手を出してきた男の手を叩くと近くにあった自転車に手をかけた。






『え、いい』

「それはないだろ」

『じゃ、お願い』






わたしは後ろに跨り、男のTシャツを強く握った。




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