腹黒年下くんの甘い罠。
と、学校に来たときに思っていたはずなのだが.....
「彩華せんぱーい!!」
「......。」
完璧に侑李くんに捕まってしまった。
今は放課後。
ただいま帰宅中。
いやー、本当に今日は怖かった。
今日一日中、女子にすっごい勢いで睨まれた。
「先輩今日ずっと僕から逃げていましたよねぇー。」
「ギクッ」
「あはは。口でギクッって言わないでくださいよ。」
私のリアクションを見て楽しそうに笑う侑李くん。
本当、可愛い笑顔。
私の好みとまるで正反対だ。