腹黒年下くんの甘い罠。



「暗いとよく見えないんだよ?先輩が言っていた通りでね?」


侑李くんがゆっくりと私の頬を撫でる。

その表情はとても楽しそう。


「ちっ近いから!!」


ドンッ


私は力いっぱい侑李くんを押す。


けど....


「近くないと思いますけど?」


ギュッ


「これ以上近い状況なんてないと思うな!!」


私を抱き締める侑李くん。

そんな侑李くんに叫ぶ私。


コイツ頭おかしいよ!!


華奢なくせに広い胸。

強い力。


あれ?


ドクンッドクンッ


心臓、うるさくない?





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