腹黒年下くんの甘い罠。
「ハァーハァーッ」
荒い息を整える。
ここはお化け屋敷の外。
急に外に出たから眩しい。
「もぉ。彩華せんぱーい。急に走らないでよぉ。」
私の後ろからのんびりとした可愛い声が聞こえる。
だっ誰のせいでこんなことになったと....
「......。」
疲れているので無言で侑李くんを睨む。
侑李くんは本当に楽しそう。
「先輩って可愛いですよね♪」
「.....どーも。」
どうせ自分の方が可愛いとか思っている癖に。
この腹黒!!
そんなことを思いながら私は歩き出した。
次は空中ブランコだ!!