腹黒年下くんの甘い罠。
廊下をダッシュで走る。
ま、間に合え!!
そんな時だった。
ドンッ
「.....っ!!?」
誰かにぶつかってバランスを崩す私。
転ける!!
転けると思った私はとっさに目を強く閉じる。
が。
......痛くない。
私を支える誰かの腕。
「ごめん。大丈夫?」
聞こえるのは優しそうな男の人の声。
誰?
目をゆっくりと開けるとそこにいたのは.....
「はっはっはっはっ!!?」
原田さん!!?
びっくりしすぎてうまく喋れない私。