瞳の向こうへ
わ〜、当然のように矛先が私に向いてきましたよ。


話を振らないで!!


私だって恋バナ普通に興味ある……普通どころじゃないよ。


「彼氏さんはどんな人なんですか?」


こんな首傾けて人におねだりして。


我ながらまだまだ幼いですね。


「それがね……」


潤子先生に耳打ちされた。


「……と……年下?」


びっくりして声がでない。


「もう!このお喋り!」


松井さんの頬がみるみる赤く。


松井さんも一人の恋する乙女。


「高校生には少し刺激が」


「少し免疫ありますのでお構い無く」


いつの間にか身を乗り出す。


「まあ、付き合って今年で三年かなあ。いい大人のお付き合いです。オ・ト・ナのね」

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