不幸体質恋愛?!
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昼休み。
いつも通りの屋上で朝ちゃんと昼食を食べたその帰り。
朝ちゃんはちょっと職員室に用事があるとかで先に行ってしまっていたので、今日はあたし1人。
「あ!ちょっと急がないと5限目に遅れちゃう!」
あたしはちょっと歩くペースを上げる。
実はあたしたちが昼食を食べている屋上があるのは旧校舎なの。
旧校舎と今の校舎は少しだけ離れているから……。
早歩きのまま階段に差し掛かった。
降りようとしたその時。
「あっ!」
早歩きだったからか、それとも不幸体質のせいか、あたしは階段で足をすべらせた。
“バナナの皮”を踏んで。
……。
はい。考えることもなかったですね。
これは、かんっぜんに不幸体質のせいです。
でなきゃ学校にバナナの皮なんて落ちているわけがないもん!
なんてこと思っている間にあたしの体は階段の下へと落ちていく。
「ひゃっぁ!」
ぎゅぅと目をつむったその時。
フワリ……。
あたしの体は床には落ちなかった。