身勝手な恋情【完結】

フロアには二、三十人くらいの男女がいて、私のようなぺーぺーでも知っている顔がたくさんある。


そして招待客の中でざっと見た感じ、蓮さんが一番若い、ような気がする。


もしかして前の職場のスタッフが(特に和明が)いたらどうしようなんて思ってしまったけど、招待されていないみたい。


ということは、蓮さんって、想像以上にすごい人……なのかな。

それだけこの業界で期待されてるってことなんだろうか。

すごいなぁ、蓮さんって……。


それに引き替え私って――



また妙に劣等感をくすぐられそうになって、慌てて頭からその意識を追い出した。


馬鹿ね、ひよ。

釣り合うとか釣り合わないとか、そんなこと悩んでどうするのよ。


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