身勝手な恋情【完結】
祐さんが生ビールを飲みながら、テーブルを挟んだ私に冗談ぽく言う。
「いえ、そんなことないです。ちょっとダイエットしただけで……!」
勝手に一人で悩んで胃をおかしくしかけたなんて蓮さんには言えないし。
「ひよ、ふにふにしてるからな」
私の隣に座った蓮さんが、祐さんと同じように生ビールを煽りながら、意地悪そうに目を細め私を見つめる。
「うっ……」
ちょっとは気にしてるのに。蓮さんはすらりとして無駄な贅肉ひとかけらもないから、余計気になっているのに!
頬を膨らませていると、
「俺は女の子は少しふっくらしてるくらいが好きだけどなぁ……女の子らしいっていうか」
と、祐さんが助け船を出してくれた。
さすが紳士な祐さんだ。
蓮さんとは大違いなんだから。