キープアウト!―亮二サイドストーリー―
せっかく、樹里が朝ご飯を作ると言ってくれたが……

冷蔵庫の中は空っぽ。

「樹里、また今度頼んだよ。今日はモーニング食べ行こう」

「うん」

「で、どっか遊び行こうか?」

「どこに?」

「そうだな。水族館なんてどう?」

「行く行く」

樹里が声を弾ませた。


そして、喫茶店で朝ご飯を済ませて、水族館へ。

車の中はにぎやかだった。
樹里と会話が途切れることなく続いた。


水族館には1時間くらいして到着した。


車から降りると、オレは樹里と手をつないだ。
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