好きなんだ…。

「そういや~昨日の水樹だっけ?
そいつとどんな風に付き合いだしたんだ?」

「秋斗気になるんだ~」

「べ、勉強に飽きたからよ
冬斗の昔話でも聞いてやろうと思ってな」

「いいよ」

それから冬斗は
水樹と付き合いだした時の話を始めた。


「付き合うきっかけは僕が水樹に告白して
OKをもらってからだ。
彼女はとても大人しい子で
人に騒がれり事が嫌いだった。
だから、
兄さんにも学校の皆にも知られないように
密かに付き合っていた。」

たんたんと話をしていく冬斗の顔は
懐かしみを感じるような柔らかい表情だった。

< 12 / 12 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop