好きなんだ…。
サプライズ!?

「あぁー!!分かんね!!」

「テストまであと二週間なんだよ?
頑張って勉強しないと」

「兄さん、投げやりはよくないよ。
僕がちゃんと教えるからさ」

期末テストまであと二週間。

秋斗、冬斗、蕾の三人は
放課後学校に残って勉強会を始めた。

頭のいい冬斗は
あまり頭のよくない秋斗と蕾の勉強を
みている。

つけている黒渕眼鏡がまたgood!

秋斗も冬斗と同じで眼鏡をかけている。
眼鏡をかけていることで
二人の輝きがよりいっそ増す。

「テストなんてなぁ。
あんなめんどくさいもん
いったいどこの誰が考え出したんだよ!
呪うぞ、そいつ」

「あ~、私もたまにそれ思う!
テストで赤点とっただけで
留年なんて酷いよね~」

「それなら、
赤点とらなければいいと思うけど?」

「でたでた、頭のいい天才くんには
俺らの気持ちなんざ分かんねぇよ」

「赤点とらないなんて難しいこと
私には無理だよ~」

蕾は半泣きしながら
数学の勉強をちゃくちゃくと進める。

逆に秋斗は化学の勉強を途中で放棄中。

「僕だって勉強してるさ。
朝、学校来る前に三時間」

「秋斗は一緒にしてないの?」

「あぁ?
朝一緒にしてたらこんなに悩むわけないだろ」

「それもそうだね…」

「兄さん、僕の後ろでイビキかいてギリギリまで
寝てるもんね」

冬斗が思いだし笑いをする。

「てめっ!余計なこと言うなっつの!」

「イビキって…ぷふっ」

「蕾!てめぇも笑ってんじゃねぇよ!」

秋斗は二人にチャカされて
顔が赤くなっていた。



< 11 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop