ドキドキのち、マイラブ
仕方なく陽人と一緒に出勤する覚悟を決めた。


新入生社員は一度会議室に集まり、その後各担当場所へ向う。


陽人と中林君と一緒に一階の食品売場に向かうと、私の上司三枝木庸子さんがいたので挨拶をした。



睨まれてる感じがするけど、気のせいなのか。


なんか少し怖い。



「よろしくお願いいたします。」



もう一度頭を下げた。


「あなた昨日田村君にキスしまくってた子よね。今どきの子って恥ずかしい事を知らないみたいね。」


すみません。


何度も何度も深く頭を下げた。


頭痛がますます酷くなる。


この部署でやっていけるのか、不安でたまらない。


どんな言い訳も通じそうにない。
















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