Mezza Voce Storia d'Aore-愛の物語を囁いて-
「摂政では、物足りないのね」
ジョーンはダグラスの目を見た。ダグラスが鋭い目でジョーンを見ていた。
ジョーンの顎の下には、ダグラスの剣先がある。少しでもダグラスの手が動けば、ジョーンの喉は斬れるであろう。
ジョーンは動かなかった。後退して、間合いを開ける選択もある。近くに立っているエレノアやローラを盾にして、身を隠す方法だってある。
剣に視線を落とさず、ジョーンはただただ、ダグラスの目を見つめた。
(裏切る気なのね)
ジョーンは震え上がる心を、拳を握って閉じ込めた。気品ある王妃を演じたい。
どんな逆境になったって、勝敗が決するまで結果などわからない。どこに勝利の欠片が落ちているかわかならいのだ。
「王妃陛下」
ローラが声を震わせて、ジョーンの近くに寄った。
エレノアがジョーンの前に入ろうとするが、ダグラスの剣が邪魔をしていた。それでもジョーンを守るように、斜め前に立ち、ダグラスを睨んだ。
ジョーンはダグラスの目を見た。ダグラスが鋭い目でジョーンを見ていた。
ジョーンの顎の下には、ダグラスの剣先がある。少しでもダグラスの手が動けば、ジョーンの喉は斬れるであろう。
ジョーンは動かなかった。後退して、間合いを開ける選択もある。近くに立っているエレノアやローラを盾にして、身を隠す方法だってある。
剣に視線を落とさず、ジョーンはただただ、ダグラスの目を見つめた。
(裏切る気なのね)
ジョーンは震え上がる心を、拳を握って閉じ込めた。気品ある王妃を演じたい。
どんな逆境になったって、勝敗が決するまで結果などわからない。どこに勝利の欠片が落ちているかわかならいのだ。
「王妃陛下」
ローラが声を震わせて、ジョーンの近くに寄った。
エレノアがジョーンの前に入ろうとするが、ダグラスの剣が邪魔をしていた。それでもジョーンを守るように、斜め前に立ち、ダグラスを睨んだ。