Mezza Voce Storia d'Aore-愛の物語を囁いて-
誰の? と聞かなくても、ジェイムズの子だとジョーンは直感した。
遠目には丸く見えていたレティアの身体だが、いざ目の当たりにしてみると、メリハリのあるボディラインに、ジョーンは思わず己の身体と比較していた。
全体的にふっくらしているレティアだが、若さ溢れる肌に引き締まったウエストや二の腕は細い。
ドレスから見える胸元は、男の目を奪ってしまえるほど大きくて、美しい輝きを放っていた。
「男の子を産んで、その子を後継者にするのが夢なのです」
続けて言葉を発するレティアに、ジョーンは作り笑顔を向けたままでいた。
ケインが前に歩み出た。ジョーンが視線を上げると、ケインの横顔からは怒りが感じられる。ケインも、レティアが言わんとしている内容をすでに理解しているのだろう。
ジョーンはケインの前に手を出すと、下がるように目で合図した。ケインが視線を落とすと、元いた位置に足を戻した。
「子を産むのは、とても大変よ。でも、女なら、好きな人の子を身篭ると幸せを感じるわ。頑張って。若いから、チャンスはいくらでもあるわ」
レティアの表情が一瞬だけ崩れた。悔しそうに目を細めると、ジョーンから視線を動かした。すぐにジョーンの顔に戻ってくると、唇を舐めてから、頬の筋肉を揺らしながら微笑んでいた。
遠目には丸く見えていたレティアの身体だが、いざ目の当たりにしてみると、メリハリのあるボディラインに、ジョーンは思わず己の身体と比較していた。
全体的にふっくらしているレティアだが、若さ溢れる肌に引き締まったウエストや二の腕は細い。
ドレスから見える胸元は、男の目を奪ってしまえるほど大きくて、美しい輝きを放っていた。
「男の子を産んで、その子を後継者にするのが夢なのです」
続けて言葉を発するレティアに、ジョーンは作り笑顔を向けたままでいた。
ケインが前に歩み出た。ジョーンが視線を上げると、ケインの横顔からは怒りが感じられる。ケインも、レティアが言わんとしている内容をすでに理解しているのだろう。
ジョーンはケインの前に手を出すと、下がるように目で合図した。ケインが視線を落とすと、元いた位置に足を戻した。
「子を産むのは、とても大変よ。でも、女なら、好きな人の子を身篭ると幸せを感じるわ。頑張って。若いから、チャンスはいくらでもあるわ」
レティアの表情が一瞬だけ崩れた。悔しそうに目を細めると、ジョーンから視線を動かした。すぐにジョーンの顔に戻ってくると、唇を舐めてから、頬の筋肉を揺らしながら微笑んでいた。