Mezza Voce Storia d'Aore-愛の物語を囁いて-
「口外するつもりはありませんよ。ただ……息子の面倒を見てもらいたいだけです。王妃陛下に気に入られているケイン殿のお願いなら、息子を陛下の小姓に出せるかと思いまして」
考えを変えるつもりはないと感じた。
ダグラスには、ジョーンとケインが不倫の仲だと信じている。合図まで知っているのなら、念入りに調べたのかもしれない。
ケインはダグラスから視線を動かすと、立ち上がった。机の横にある暖炉の前に立つと、ダグラスに背を向けた。
「王妃陛下に頼むだけでいいなら、頼みます。が、決めるのは王妃陛下です」
「わかってますよ。私はケイン殿を信じておりますから」
ケインの肩を叩くと、ダグラスが部屋を出て行った。ケインは大きく息を吐くと、背中で手を組んだ。
ダグラスの顔は自信に満ちていた。ジョーンとの親密な関係だと確信を得ている。
話の流れから考えるならば、ダグラスはジェイムズⅠ世に報告するつもりはないようだ。
報告して、ジョーンとケインの関係が知られるならば、小姓の話は白紙になる。今回は内応者としての働きではなく、一人の父親としての動きなのだろうか。
考えを変えるつもりはないと感じた。
ダグラスには、ジョーンとケインが不倫の仲だと信じている。合図まで知っているのなら、念入りに調べたのかもしれない。
ケインはダグラスから視線を動かすと、立ち上がった。机の横にある暖炉の前に立つと、ダグラスに背を向けた。
「王妃陛下に頼むだけでいいなら、頼みます。が、決めるのは王妃陛下です」
「わかってますよ。私はケイン殿を信じておりますから」
ケインの肩を叩くと、ダグラスが部屋を出て行った。ケインは大きく息を吐くと、背中で手を組んだ。
ダグラスの顔は自信に満ちていた。ジョーンとの親密な関係だと確信を得ている。
話の流れから考えるならば、ダグラスはジェイムズⅠ世に報告するつもりはないようだ。
報告して、ジョーンとケインの関係が知られるならば、小姓の話は白紙になる。今回は内応者としての働きではなく、一人の父親としての動きなのだろうか。