口吸い【短編集】


保健室通いの横山。しかし、病弱といったものでなくてガキ大将並に怪我をする。自分でも絆創膏を常備しているらしく、ポーチからは大量の絆創膏が出てきた。

というか!!



「お前そんだけ怪我してたら自分で対処できんだろ!」

おまけにガーゼに消毒液…なんでも入ってる。
口を尖らせながら、文句を言いたそうに顔を上げた。

「文句あるなら言ってみろよ」

「文句なんてありありですよ。こっちが必死に唇向けてるんだから同じようにタコになってくださいよ」

もう、わかってない人ねぇ。とため息を吐いてこれ見よがしと首を横にふった。

口のなかに消毒液ぶっこんでやろうか。

「まぁ、冗談は置いといて。いやー先生と話したくて前もこんなことしてもらったから、これなら話し掛けれるなーって」

と、多少照れながら頭を掻いてる。

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