先生のお嫁様は高校生
チャーハン食べ終わって、ゆったりしていた頃。
突然、東条があたしの顔を覗き込んだ。
「なんて呼べばいいですか?比嘉さんのこと」
敬語であたしに話しかけるとき、
東条は先生モードになる。
「別に何でも…」
「じゃあ、舞子って呼びますね」
「‥‥東条は、何で敬語とタメ語、混ざってるの?」
「…どっちで話しかけられたいですか?」
へっ!?
そして、
だんだん近づいてくる、東条の顔。
「ちっ…近い近い!
別にどっちでもいい!」
「そうですか。
……っていうか、お前こそなんでタメ口なんだよ。教師にむかって」
