ありえへん!!



「お待たせしました。焼酎でございます」


山科先輩と俺の前にグラスが。


「あ、俺は」


「飲めるんだろ」


「まぁ」


「じゃあ飲め」


俺が手にしたグラスにグラスを当て


「乾杯」


暫く二人静かに飲む。


回りの騒がしさが嘘のように俺達の所だけ静かや。


此方に出てきてこんな穏やかなのは初めてかも知れへん。


いきなりの転勤で引き継ぎやらなんやかや慌ただしくまだマンションの部屋には段ボールが山積み状態


明日の休みには片付けしないとヤバイよな。


何とかスーツ類だけは出したが後の服はまだやし。


あ~めんど…くさい…なぁ…


―――


――








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