ありえへん!!



「お前、焦ると関西弁になるんだな。うちの親父と一緒」


「えっ?」


関西弁出てたか?


先輩はクローゼットから上着を出してTシャツの上に羽織った。


「ほら、行くぞ」


「えっ?だから」


「四の五の言わない。ぐだぐだ喋ってたら遅くなるだけだ。さっさと来い」


「は、はい」


鋭い一瞥で一喝された。


こうなっては申し訳ないけど送ってもらおう。


もしかしたら先輩、俺を送ってから何処かへ行くのかも知れへんし。


とにかくスーツを先輩が渡してくれた紙袋に入れ鞄を持って後を追う。


マンションの地下駐車場から先輩の車に乗り込み俺の住所を告げナビに入れてスタートした。


――







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