ありえへん!!




「で、先輩を起こして来ましょうかって言ったんですけど、いいって。朝ご飯 作って来たから先輩と一緒に食べて下さいってこのサンドイッチ」


「ん」


コーヒーを飲みながらサンドイッチを摘まむ。


「お前もまだなんだろ?食え」


「はい。いただきます」


久しぶりの楓のサンドイッチ。


そういや最近アイツも真剣に料理を始めたとかお袋が言ってたな。


ま、理由は分かってけど。


「美味いですね。妹さん料理も上手なんですね。いいな~あんだけ可愛い上に料 理も上手いなんて」


ん?


「アイツは止めとけよ」


「へっ?何がですか?」


「いや、楓と付き合うとか」


「先輩、何を言うてはるんですか?そんな付き合うなんて…あ、もしかしてヤキ モチとか?」


「はぁ?」


何でヤキモチ?


って誰に妬くんだよ!


「先輩、心配しないで下さい。そりゃ楓さん綺麗やし彼女にしたら最高やろうけ ど俺は先輩が好きなんやさかい」


「……」


「ヤキモチ妬くことないです」


「……」


何か…頭が痛くなってきた。


なつかれてんのは分かる。


だけど何かつうたら『好きや』つうの は…


コーヒーを飲みながらコイツを見ると… ニコニコ笑ってる。


やっぱり犬だ。




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