ありえへん!!




顔を洗ってくると


ん、コーヒーのいい匂い。


テーブルに着くと


ん?


「これ…どうしたんだ?」


俺の前にはコーヒーとサンドイッチ


まさかコイツが…はないな。


料理はからきし駄目だつってたし。


「妹さんが…」


妹?


って誰の…


って俺のか!


「楓が来たのか?」


って全然気づかなかった。


「はい。吃驚しましたよ。朝早くからピ ンポンピンポン鳴るんで目が醒めて…初 めは俺、自分の部屋だと勘違いしてインターホンに出たら」


いや、出る前に全く部屋が違うことに気づけよ。


「すげ~可愛い娘が映ってるけど見覚えないし」


「……」


まぁ、そうだろうな。


「インターホンからは『早く開けてよ』って言われて、あ、ここ俺ん家やないと気づいて」


もっと早く気づけ!


「とにかく先輩を起こそ思たんやけど 『早く』って急かされるし開けたら…ま さか先輩やのうて俺が出たからポカンとしたような顔で『貴方誰?』って。慌て て後輩ですって言ったら『兄がお世話に なってます』って玄関でご丁寧なご挨拶 を受けて俺も、こちらこそ世話になってますって」


「……」


やっぱり、コイツと妹は似てる。





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