ありえへん!!



12月24日


「おはよう。あら、お兄ちゃん寝不足?」


「ん、ちょっと」


「大丈夫?」


「あぁ」


今日はライヴに行くまで家でゆっくりと。


昼飯を済ませて4時前に


「じゃあ私、先に行くから」


楓は一足先にライヴ会場に行くらしい。


お袋と俺からのクリスマスプレゼントの ワンピースとブーツでいつもよりオシャ レをして嬉しそうに。


「気をつけて行けよ」


「うん。わっ!寒い」


玄関を開けて


「空の色が鈍いね。雪でも降るのかな?」


俺も玄関先に出て


「あ~ホントだ。降るかもな」


「降ったらいいな。イヴに初雪なんてロマンチック」


「……」


コイツの口からロマンチックなんて言葉を聞くとは。


「うん?お兄ちゃん」


「あぁ、気をつけてな」


「うん、向こうでね」


足取り軽く出て行った。


俺は家に入り


携帯を見るがアイツからの連絡はまだない。


よほど悪いんだろうか?


「どうしたの?」


「ん、何でもない」


何故かお袋といるのがバツが悪く二階の部屋へ





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