ありえへん!!
「ま、ま、真瀬?」
席に着いたら隣にいたのは真瀬
「あ、先輩、遅いですよ。もう始まります」
「お、お前…なんで」
真瀬が答える前に照明が落とされて歓声が響き渡り…コンサートが始まった。
何で真瀬が此所にいるんだ?
それもニコニコしてライヴにノリノリだし。
――
―
俺の頭がついていかない。
――
―
ノリのいい曲からバラードへ
この時になって漸く奏人の歌が耳に入 り…心に染み渡る。
隣を見ると真瀬も同じようで恍惚とした様子で入り込んでいる。
その横顔を見ていると…
はぁ~
落とされたな、コイツに。
奏人の曲が染み入るのと同様にコイツの横顔から目が離せない自分を感じてい る。
ありえないことが…起こった。
どうする?俺。