ホットココアのキミ

急な前進

「ちょっと待って!!!」

「え?」

私はとっさに光輝のスーツの裾を掴んで引き留めていた。

「あ、ごめ…」

「…」




引き留めたは良いもののどうしたら良いのか分からずにフリーズしてしまった私にやっぱり光輝は優しく…

「…ホットココア飲みますか?」

「…え…?」

「俺、淹れますから…部屋に来ますか…?」

彼もさすがに部屋に呼ぶのは戸惑っているらしくゆっくり私に聞いてくれた。

そんな優しい彼にさらにときめいたのは秘密…



「…うん…お邪魔します…」
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