明るい光のその先に
幸い、蓮先生は足の骨折で済んだ
パパにも光にも心配をかけて申し訳ない
と思った

だけど…蓮先生は歩く事が困難な為
学校には来なくなった
そして一ヶ月の入院になった

私は毎日、蓮先生の病室に通った
「明…また来たのか?」
「お見舞いです」
「昨日もそう書いてたぞ?」
「気のせいです!」
「そうか?あっそうだ」


蓮先生は私を手招きして
頭をポンポン叩いた
「なんで、昨日横断歩道に
飛びだしたんだ?」
「老人がいたんです…
老人と話していたら…あんなことに…」
私は訳を話した

蓮先生はそういえばという顔をして
私にこんな話をした
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