明るい光のその先に
私は先輩として
おもいっきりトイレのドアをあけた
「きゃあ!だれ!?」
私は喋れないので

無言でいじめられてた子に手を差し出す

「有り難う御座います」
女の子は涙目で私の手を取った
私は女子トイレから出て、彼女の手を引いたまま走った
「あの!」
「?」私は止まる
彼女は息を切らし、私を見る

「明さんですよね!」
私が縦にうなずくと彼女は私の手を掴み
「光君の妹さんですよね!?」といった

私がもう一度縦にうなずくと彼女はくすっと笑い
「私!光君の事が好きなんです!伝えてもらえますか!?」
というのだ

私がうなずくと彼女はお礼をもう一度言って
去って行った

私も後ろを向くと向いた先には蓮がいた
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