明るい光のその先に

「琉良…」

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ネックレス…ネックレス!
ママの形見のネックレス!
どこ!どこ!

探しても探してもない
あれがないと木とも話せない…
そう気づいた

もう夕方
手は草で切れて血が出ている

「明!何してんだよ!」
光が血だらけの手を掴んだ
手話で精一杯伝える

生まれた時からずっと一緒だった
ママのネックレス…
誰がくれたかわからないけど
大事な物だった

「もう、今日は帰ろう…」
首をぶんぶん振る
「俺も明日探すから!父さん心配する」
パパ…

私は泣き出した

影で美玲が聞いていて
手にネックレスを持っていることは
誰も知らない…


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