Hurly-Burly 4【完】
気に障るようなこと言ってしまったかなと
様子を伺ってるとふわっとまた頭を撫でてくれた。
「でも、それ以上な女の子だよ日和ちゃんは。」
やっぱりあたしの見る目は間違ってなかった。
「それ以上大切な女の子だから。」
風がザワザワ木の葉に当たって足元に転がる。
「え、うおっ、それは有り難きお言葉っ!!」
馨君みたいな人にそんなこと言ってもらえるとは
長生きはするものだわ!
「日和ちゃん、意味分かってないでしょ?」
「へへっ、て、照れていませんよ。」
※話すでに聞いてません。
馨君がクスリ笑う声が聞こえて横顔に視線を戻した。
「か、馨君!?大丈夫ですか!!毒キノコ食べました?
なんと、笑い茸あたしも研究してみたい材料です。」
「日和ちゃん、そんなの食べてないよ。」
馨君が笑ってくれるとキュンとなる。
「だからさ、木から落ちて血だらけで病院運ばれた
時は死ぬほど後悔した。」
そうか、それでそんな寂しそうな顔するんだ。
「日和ちゃんも動かなくなるんじゃないかって。」
「あたしは・・・」
その子は、今どこかで生きていますか?
「居なくなったら困るんだ日和ちゃんには。」
そんな、顔しないで欲しいな。
馨君にそんな顔させるあたしの馬鹿!!
お前にはこうしてくれる。
アッチョンブリケッ!!
「えっ、日和ちゃん」
馨君が唖然とあたしを見つめる。
瞬きもせずに、すると少しの間の後に口元を押さえて笑った。
「あたしは死にましぇん!!でしたか?」
何だっけ、あの有名なドラマのセリフ。
「日和ちゃん・・ッぶ」
良かった、これは成功だわ。
とりあえず、馨君が笑った。
いいぞ、あたしこの調子で!!
「あたし、丈夫なので安心してください!
それにもしも馨君が寂しくなったらどこにでも参じます!!
そして、一緒に居てあげます。馨君が寂しくなくなるまで
子守唄歌ってもいいですよ。」
キリッとした表情で言うと馨君が口元を手で押さえたまま、
ごめんと消え入るような声がした瞬間には肩に馨君が寄りかかった。