Hurly-Burly 4【完】
お賽銭をしたところでよっちゃんたちが帰りを
送ってくれた。
そんなに遠くないからスタコラサッサと帰るから
別にいいですよと言ったら駄目だと引いてくれなかった。
「そうだ、もう少ししたらお鍋パーティーしようでは
ないかね!不良メンバーズに声掛けといてね。」
「それいいな!!」
「鍋か、寒くなってきたしな。」
「声、掛けてみる。」
※何気、7人よりも不良メンバーズとの方が
仲が良いのかもしれない。
「美男の家で集合かけるか。」
「あ、あたしも参加していいかね?」
「いいに決まってんだろ。ヒヨリンが
幹事で進めてこうぜ。」
「よっちゃんの家知らんよ?」
「俺が迎えに行ってやるって。」
冬の季節はとことん楽しめそうだ。
「それは当たり前の話であろう。」
「まぁ、今回はヒヨリンのお陰で
自信ついたっつうか今日はありがとうな。」
「た、大したことはしてない。」
※お礼を言われて照れてるがポーカーフェイス。
「マジでありがとな。」
「日頃の感謝をしているんだな。」
「ひーちゃん、鼻水出てる。」
「ヒヨリン、コケるぞ。」
小石に躓いたのは言うまでもない。
「ももっち、もっと早く言ってくれないと。」
「いや、気付くと思うだろ。」
※ここに気付かない人が居ます。
「ヒヨリン、つうことで明日もよろしくな。」
「へっ?」
ももっちの背中をバシバシ叩いていたら、
よっちゃんがヘタレをまた見せた。
「尾行してついてきてくれ頼む!」
「よっちゃん、さすがに明日は自力で
何とかしようよ。」
「そこを何とかパニックになったら、
ヒヨリンの指示待つから!!」
どこまで、ヘタレを見せる気なのか。
「じゃあ、明日は尾行大作戦だ。」
「引き受けるのかよ。」
ももっちのツッコミにもっくんが苦笑い。
「2人もあたしの尾行の補助をするのだ!」
「じゃないと、不安要素があるだろ。」
帰り道は次の日の尾行グッズの討論会を
して帰ったのだった。