「もう、吐いちゃいなよ。言っとくけど、あんたらに逃げ場は無いよ?」


優しげな口調なのに、逆らうことの出来ない迫力がある。


何なの、この青年。

何者なの!?


「と、とにかく証拠も無いのに、変な言い掛かりをつけないでもらえるかな?もし私たちが犯人だとして、君一人で何が出来る」


裁判長のその言葉は、動揺している自分き言いか聞かせているようだった。


< 11 / 111 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop