【コラボ】パラレル・ラブストーリー


「あかんあかんー!!

瑛は僕のもんや!!」


「ええっ!?」



突然の大声にマス○ばりに驚いて、龍真は思わず身を引いた。


するとそこには金髪碧眼の3年生が立っていた。



「なーんてな♪

あまりに素敵な雰囲気やったから、腐女子の皆さんをもっと喜ばせたろ思って♪♪」


「恩に着る……オーランド。

そいつは俺のストーカーだ。

2年の教室へ追いやってくれ」


「なんやって!?

そらいかんな!!おいお前、こっちこいや」


「ちょ、ちょっと!!」



龍真はオーランドに手を引かれ、瑛の前から連れ去られてしまった。


その力はあまりに強く、さすがの龍真も太刀打ちできない。


やがて2年の教室の前で、オーランドはやっと手を離した。


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