運命鑑定
親友のことを思い出していたあたしは、携帯のメールの受信音で我に返る。
はっとして、叶華から届いたメールを読む。
【 美紅ー!! あんときのことなんて、気にしてないっての!!
ただ、話しかけないで。って言われたから話しかけなかっただけ(笑)
てかさ!! なんで今日、休んでんだよっ!!】
叶華の優しさに胸がズキッと傷む。
叶華は、あたしに気を使ってくれているのかもしれない。
センパイへの気持ちを隠して。
【ありがとう。
うん、ちょっと具合悪くて】
メールを返信して、携帯を置いた。
そしてベッドに横になる。
昨日の疲れがドッと襲ってきて、いつのまにか眠りについていた――。