運命鑑定
「美紅っ!!」
「...きょ、うか」
あたしの姿を見て、ぱぁっと表情が明るくなった叶華はあたしに抱きついてきた。
その一方で、あたしはいきなりのことに頭が上手に回らないことと、仲直りしたばっかりでどう接したらいいのかが分からないこととで、少し戸惑っていた。
「美紅ちゃん、久しぶり」
愛斗とも、別に久しぶりなわけではなく、学校では姿を見かけるものの、あたしとは話さなかったせいかそんな言葉をかけてきた。
「...あーうん、てか、なんで来たの?」
ようやく声がでたところで疑問を言う。
「別にダメじゃないでしょ?
てかさ、こんなところじゃなんだから、中、入ろうよ!!」
普通、それはあたしが言う立場なんだけど...と心の中で呟きながら、どうぞと家に招き入れた。