運命鑑定
「今まで、露骨に避けちゃったりして、本当にごめんなさい。
僕、美紅ちゃんのことを...兄さんと遊びで付き合うような人だって、思っちゃってごめんなさい」
「...」
「美紅ちゃん...。
僕言わなきゃいけないことがたくさんあるんだ。
あのね...」
愛斗が顔をあげて、メガネの奥のうるうるとした瞳があたしを捉える。
...と同時に大きな大きな、昼休みの終わりを告げる鐘の音が鳴り響く。
「...明日、僕の家に来て。
美紅ちゃんと、叶華ちゃんと、僕とで話そう?」
悲しそうな表情でそう言った愛斗は、前と同じように、あたしに背を向けた。
「...ちょっと待って!!」
あたしができるだけの大きな声で愛斗に向かって叫んだ。
「...仲直り、できたって思っていいんだよね?」
愛斗の小さい背中に呼び掛けると、愛斗はゆっくりとこっちを向いた。
そして、すごく久しぶりに見た、どこかセンパイの面影がある笑顔を向けてくれた。