運命鑑定



そんな気持ちがバレないように、野菜炒めの中のニンジンを口に放りながら、さりげなく聞いてみた。



「...なんで、一昨日と昨日、いなかったの?」



「あーぁ、バイトに決まってんジャン?
アタシだって、バイトしねーと稼げねーし」


「ふーん」



お姉ちゃんはニンジンをこれでもかというほど避けながら、他の野菜を口に入れている。


お姉ちゃん側にニンジンを寄せて、食べなさいという忠告を無言でしながらも、バイトしていることにビックリしていた。



チッと舌打ちをしたお姉ちゃんは、ニンジンを1つ口に入れて、苦虫を噛み潰したような顔をした。



会話が続かなくなって、シーンとした中、時計の音だけが聞こえる。



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