運命鑑定




「そういえば...ありがとう」



いきなりボソッと言い出したあたしに、「ハァ?」と眉をひそめるお姉ちゃん。



「いきなり何? まぢキモいんですケド」



口ではそう言っているものの、戸惑っているのか、目の前にあるニンジンを次々に口に放りこんでいる。



そんな行動が面白くて、おもわずクスッと笑ってしまうと、



「な...っ!! なんなんだおめーは!!」


お姉ちゃんが、顔を赤くさせて声を荒げた。



お姉ちゃんはただ、あたしと同じで不器用なだけかもしれない。


あたしは、そんなお姉ちゃんが、好きになりかけていた。



< 170 / 205 >

この作品をシェア

pagetop