運命鑑定
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「あのね、美紅ちゃん。
嘘だと思うかもしれないけど、今から言うことは本当だから...」
そんな前置きをしてから、コホンと咳払いした愛斗。
昨日の運命鑑定の結果を思い出して、高鳴る胸の鼓動を必死に抑えていた。
今日、全てがわかるんだ、って。
初めて来た前川家は、センパイの香りがした。
親は仕事、センパイはまだ学校にいるようで、今は、愛斗しかこの家にはいない。
いつもと違うのは、そこに叶華がいること。
「...彼方クンにね、頼まれたの」
あたしは一言も話さず、勧められた椅子の背もたれに寄りかかっていた。
そして叶華がちらりと愛斗を見ると、愛斗はコクリと頷いて言った。
「『美紅ちゃんに、好きって言ってもらいたい』って」