運命鑑定



...大事なのは素直になること。



「俺のこと彼方って呼ばなきゃ、付き合ってあげない」



...素直。 ...素直。



「...か、なた...センパイ」



やっぱりあたしには無理なようです。


するとセンパイは、そんなあたしを見てクスッと笑った。



「てか、逆じゃない?

俺、なんで上から目線なんだよ、って感じだよねー」



「...確かに」



未だに抱き締められたままの状態から、あたしはセンパイの胸を押して突き放した。


そして、センパイのネクタイを引っ張って、鼻と鼻が触れあうところまで顔を近づけた。





「美紅って呼んでくれなきゃ、付き合ってあげません」







< 195 / 205 >

この作品をシェア

pagetop