運命鑑定



―――



「いやー。
あの美紅ちゃんは、かわいすぎた」



「...忘れてください」



...思い出すだけで、頬がカアッと熱くなる。


よく、あんなこと言えたな、あたし...。



そう思っていると、あたしの心の内を読んだのか、ニヤニヤしながら言ってくるセンパイ。



「みーく」



...いつからセンパイは『爽やか』の称号から『ドS』になったんだ。


悲しさを覚えて、センパイの顔をチラリと見るとメガネをかけていなかった。


5時間目のときはかけていたメガネを今――下校中、はかけていない...。



あの約束、今でも守ってくれてるんだな、と思うと、嬉しくなった。





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