運命鑑定



あたしは、目の前にイケメンがいることも忘れて正妄想に対してびっくりしていた。


すると...抱きしめられた。


「え?」


あたしは思考とともに身体も硬直した。


え、や、え?

今何が起こってるの?

もしかして、これも妄想?


そう考えられるようになったのは抱きしめられてから数秒のことだった。

そしてあたしは、思考が回復し冷静になってから、イケメンに言った。


「あの...ちょっと...」


「あぁ!! ごめんごめん!!」


そのイケメンはあたしを抱きしめていた手を離して爽やかに笑いながら言った。


「中村...美紅ちゃんだよね?」






< 28 / 205 >

この作品をシェア

pagetop