運命鑑定
―――あった、あった。携帯。
あたしは携帯を探しながら、今日の帰りのことを考えて悶えていた。
ベッドで「きゃー」とか言って顔を赤くさせてゴロゴロしてたあたしは、なんとも気持ち悪かっただろう。
まあ、そんな感じで携帯を見つけたあたしは、ある言葉を検索した。
「ヤキモチ...とは...えーっと?
自分よりも優れている者や、自分の持っていないもの、自分から見て良く思えるものを持つ者に対して、それを不快に思う感情・心理である...?」
...?
え、ヤキモチって悪いこと...?
なのに何でセンパイは喜んでいたんだろう?
分からない...。
そんなことに頭を悩ませていたあたしは、はっと思い、ブックマークしていたあのサイトを開いた。
何かあったら運命鑑定すればいいや、と頼ってしまっているあたしがここにいた。
「...えーと、今日の運命鑑定は...っと」