《続》跡目の花嫁さん~家元若旦那の危ない蜜月~
「…相馬社長…毎日頑張って仕事していますよ」


「部屋は見た?」


「部屋ですか…はい、まぁ…散らかっていたので俺が少しだけ片付けました」


「祐早斗…仕事は出来るけど片付け下手なの」
美苑夫人は夫である相馬社長のコト良く分かっていた。



「結婚しても全然、変わらない…」
美苑夫人は半分、呆れ気味だったけど…自分だけが知る社長の意外な一面として許していた。



「俺早く、相馬社長の役に立つ秘書になりたいと思ってます。色々と教えて頂けますか?美苑夫人」



「いいけど。その代わり、私に色々と祐早斗の仕事ぶり、報告してくれる?緑川君」



「はい。喜んで!!」

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