《続》跡目の花嫁さん~家元若旦那の危ない蜜月~
「・・・栗原に尾行されていたのか…」



濱部社長は手で額を参ったように覆った。



「で、ビールで乾杯して…意識がなくなって」



「それはたぶん、栗原がビールの中に睡眠薬を混入させたな。何もしてないと思う。お前は栗原と美古にハメられたんだ」



「ええ~っ!?」



「たくっ~何を考えてんのか?栗原のヤツは」


濱部社長は真相を確認しようと栗原さんを呼び戻す。



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